2016年07月 一覧

繁忙期の引っ越しは大変…

数年前の2月、主人が急な人事異動で東京から神戸市へ転勤が決まりました。
主人は3月1日付で神戸で出勤せねばならず、それまで見ず知らずの土地への引っ越しを終えることができないため、偶然神戸市に住んでいる主人の親族を頼って引っ越しが落ち着くまで単身お世話になることになりました。
私は元々実家が遠方で東京が生まれ育った土地ではなかったことと、子供が当時1歳で学校の問題もなかったため、見ず知らずの土地への不安はありながら、主人についていくことには何の躊躇もありませんでした。

主人が親族の家にいつまでもお世話になるわけにもいかず、3月末までを目標にインターネットや知人を通じて転居先を探し始めました。
候補の物件がいくつか見付かった時点で子供を連れて神戸市で内見しましたが、どれも引っ掛かるところがあり、また一から探そうと落胆したところで、運よくに3月末から住める物件が1軒出たということでその日のうちに内見できて即決しました。

そこから引越し業者を探し、見積もりを3件行い、見積担当者の印象や作業スタッフに単発アルバイトはいないことを確認し、A社と契約をしました。

3月末の平日でしたが、遠方への引っ越し、超繁忙期、そして小さい子を抱えていたため荷造りを依頼したこと、費用は会社持ちということもあり、ほぼ値引きなしの金額を提示されて驚いた記憶があります。

自家用車も運搬していただくことになるとまた跳ね上がるため、引っ越し前の週末に主人が所用で東京に来た際に、神戸まで乗って帰りました。
自費の荷造りオプションを除いても、いくら会社持ちとはいえ申し訳なく思う金額でした。

見積担当者が部屋を見て回り、引越当日の朝から5名ほどのスタッフで荷造りをし、夕方5時には搬出、翌午前中に搬入の段取りになりました。
マンションの8F、60㎡ほどの2LDK、子供のものが一気に増えて一般的な3人分の荷物より多めかと自覚していましたが、プロが5人も集まれば一日で荷造りができるものなんだと信頼しきっていました。

貴重品や触れてほしくないものは予め自分で梱包したくらいで、当日1歳の子を抱えて作業に参加するのも限界があり、むしろ業者のやり方があるのでゆっくりしていてください、とお気遣いいただきました。
そこまでの印象はよかったのですが…。

正午になる頃でもまだまだかかりそうな印象の中、スタッフ全員が1時間半のお昼休憩に出たのです。
急いでもらった方がいいのは素人目にも明らかなのに、貴重な1時間半の間、作業がストップです。
戻ってきて作業が再開されましたが、約束の夕方5時になっても一向に終わらず、搬出は夜の8時を過ぎていました。
驚いたことに悪びれた様子は一切なく、急ぐ様子もなく出発していかれました。

その対応に違和感を抱きながら、子供を連れて新幹線に飛び乗って神戸へ移動、主人がお世話になっている親族宅へ着いたのは深夜。
翌朝、道路状況もあるだろうと、搬入時間を業者に確認したところ「まだトラックが到着していないので午後になります」と。
「見積もりでは午前の搬入でいただいています」と伝えたところ「こちらでは午後の段取りです」と謝る素振りもありません。
クレームを伝えましたが、それでトラックの到着が早まるわけでもなく、なるべく早い搬入をお願いするしかありませんでした。

結局午後2時頃にトラックが到着し作業が始まりましたが、単発のアルバイトは採用していない、ベテランのスタッフで行うのが売りですとまで言っていたのに、明らかに慣れていないスタッフが数名いました。
汚れた靴下を気にすることもなく新居へ上がり、垂れた汗も拭かず、搬入終了後に顧客の要望に応じて一つサービス作業を行いますとも契約書に書かれていましたが、それには触れもせず、遅延を謝りもせず、帰って行かれました。

今まで何度も引っ越しをしてきましたが、最も対応が悪く不衛生な印象を受けました。
大手でCMも流れていますが、見たくない聞きたくないほど、ずっと悪い印象を持ち続けています。

引っ越しに関するアンケートハガキがあったので、今回の出来事を書き連ねて訴えましたが、返答は一切ありません。
そこで真摯に対応していただけていたら印象も変わっただろうと思うと、残念でなりません。超繁忙期の遠方への移動で、業者側にしても何かと予定通り進まない事情もあったのかもしれませんが、謝罪の一言や一生懸命さ、後々の対応をしっかりしていただきたかったです。