総理死ねが許されるのは小学生までだよねー
子供の頃、戦争の悲劇を学校教育の中で教えられるにつれこんな妄想・・・
ちょっと気取って「思考実験」とでも言いましょうか、
そんな感じのものを考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
「戦争なんか、大統領なり王様なりが一対一で殺しあって決めれば
軍隊もいらないし余計に殺される人も出ない」みたいな。
外交の揉め事で巻き込まれる国民はたまったもんじゃありませんし、
感情の向き先が最大の責任者に向くのは精神の作用としては当たり前です。
ですが大人になっていくにつれ、
上で挙げた思考実験は成立しないことが分かって来ます。
国の代表同士の戦いは、おそらくギャンブルのような仕組みになるでしょう。
じゃあその賭けの内容や結果の支払いについて、
誰がどうやって保証するのでしょうか?
たとえばカジノであれば、黒服の怖いお兄さん達(場合によっては武装)が
よろしくないお客様を抑えて摘み出す役割を担いますよね。
つまり国の代表タイマンも、
圧倒的武力を持つ組織=軍隊の監視なしには絶対に成立しません。
軍隊の否定はここで頓挫ですし、
軍隊同士の衝突=戦争の可能性も復活です。
しかしこんな小学生だから許される考え、
遅くても中学高校までには卒業しておきたい幼すぎる妄想を、
30越えたいい年ぶっこいて持ち続けている人をテレビ新聞で
見る機会が最近とみに増えていることにビックリです。
安保法制を推進する安倍総理に対し
「お前が真っ先に戦場に行って死ねよ」みたいな。
その辺の一般人も、思想が反戦にすぎる一部芸能人も口をそろえてです。
戦争したくない思いをお持ちなのはいいですが、
知性の疑われる発言ばかりしてると
どんどん自分の側が不利になりますよ?